mv(エムブイ)はPOSIXおよびSingle UNIX Specificationで規定されているコマンドである。mvは「move」の略であり、ファイルやディレクトリの移動、名前の変更をするコマンドである。
構文
mv [options] source destination
mv [options] source... directory
POSIXオプション
- -f 上書きの確認の問い合わせをしない。
- -i destination がすでに存在する場合、上書きの確認の問い合わせをする(-fと-iが両方とも指定された場合、後から指定された方のオプションが有効になる)。
例
-で始まるファイル名の変更
mvコマンドの多くの実装では、- で始まるファイル名を引数に指定する目的で、オプション終了を意味する特殊オプション(-- または -)が用意されている。例えば前者の場合、ファイル - を f に変える指定は mv -- - f とすれば良い。
ただし、これら特殊オプションが存在しなくとも、パス名を付加した mv ./- f とすることで回避可能である。
これらは cp (UNIX) や rm (UNIX) でも同様のことが言える。
外部リンク
- Manpage of MV (JM Project)
- mv man page(FreeBSD版、英語)
- mv man page(OpenBSD版、英語)
- mv ドキュメント(GNU版、英語)
- mv(1) man page(SunOS リファレンスマニュアル)
- mv(1) man page(HP-UX リファレンス)


![The “mv” Command in Linux [8 Practical Examples] LinuxSimply](https://linuxsimply.com/wp-content/uploads/2022/12/mv-command-in-linux-5-2048x871.png)

