ローベルト・ヴィッテク(Róbert Vittek, 1982年4月1日 - )は、チェコスロバキア・ブラチスラヴァ出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはFW。
経歴
クラブ
地元のクラブ、ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァで1999年にデビューし、2003年にドイツ・2. ブンデスリーガ(2部)の1.FCニュルンベルクに移籍した。2003-04シーズンは二桁得点し、2部優勝と1部昇格に貢献した。2004-05シーズンは初の1部挑戦で5得点を挙げた。2005-06シーズン前半は調子を落とし、ウィンターブレークまでに1得点も決められなかったが、中断期間が明けてからは得点を量産し、16試合で16得点を決めた。24節と25節の2試合では計6得点し、連続した2戦でのリーグ最多得点記録を作った。5試合で複数得点を記録し、得点ランキング5位にはいった。彼の活躍でチームは前シーズンの14位から8位に躍進した。一躍移籍市場の人気銘柄となり、UEFAチャンピオンズリーグに参加するハンブルガーSVへの移籍が噂された。2006年6月にはFCディナモ・キーウが1000万ユーロのオファーを出したが、クラブはそれを拒否した。そのほかにはFCロコモティフ・モスクワもヴィッテクに関心を寄せていた。
2008年、移籍金550万ユーロでフランスのリールに移籍した。2008-09シーズンはチームのフォワード陣最多の先発出場回数を記録したが、好不調の波が激しく、チーム3位の5得点に終わった。2009年3月には当時首位に立っていたオリンピック・リヨンから先制点を挙げており、欧州カップ出場権がかかった最終節のナンシー戦でも先制点を挙げ、7位から5位に浮上してのUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。2009-10シーズンはFWピエール=アラン・フローなどにポジションを奪われ、半年間で12試合出場2得点にとどまった。
2010年2月1日、半年間の契約でトルコのMKEアンカラギュジュにレンタル移籍した。
代表
2010年6月1日、2010 FIFAワールドカップ本大会に出場するスロバキア代表メンバー23人に選ばれた。グループリーグ初戦のニュージーランド戦で先制点を挙げると、第3戦のイタリア戦でも2得点を挙げスロバキアの決勝トーナメント進出に貢献。イタリア戦では大会選定のマンオブザマッチに選出された。
所属クラブ
- ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ 1999-2003
- 1.FCニュルンベルク 2003-2008
- リール 2008-2010
- → MKEアンカラギュジュ (loan) 2010
- MKEアンカラギュジュ 2010-2011
- トラブゾンスポル 2011-2013
- イスタンブールBB 2013
- ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ 2013-2016
- デブレツェニVSC 2016
- ŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ 2017-
代表歴
出場大会
- スロバキア代表
- 2010 FIFAワールドカップ
試合数
- 国際Aマッチ 82試合 23得点(2001年-2016年)
脚注
外部リンク
- ローベルト・ヴィッテク - National-Football-Teams.com (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - Soccerway.com (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - FootballDatabase.eu (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - WorldFootball.net (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - Transfermarkt.comによる選手データ (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - Transfermarkt.comによる指導者データ (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - FIFA主催大会成績 (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - UEFA (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - トルコサッカー連盟 (player) (英語)
- ローベルト・ヴィッテク - Fussballdaten.de (ドイツ語)




