オーヴェルニュ(欧字名:Auvergne、2016年5月8日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2021年の東海ステークス、平安ステークス。

馬名の意味はフランスの地名「オーヴェルニュ」から。

戦績

  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ

2歳 - 4歳(2018年 - 2020年)

2018年9月17日、阪神競馬場での2歳新馬戦でデビューし、6着。4戦目で初勝利を挙げる。500万下クラスに上がって初めの3戦はいずれも6着以下の成績に終わったものの、夏場に1勝クラスで2戦連続2着を記録し、9月21日の1勝クラス戦で2勝目を挙げた。1戦挟んで2勝クラスの五条坂特別、3勝クラスの名古屋城ステークスを連勝してオープンクラスに上がった。オープンクラスに上がっての最初の3戦はいずれも3着以内に入らなかったが、11月の福島民友カップは4番手追走の競馬から押し上げ、直線で逃げたスマートセラヴィーをとらえ1馬身差かわして1着とし、オープン初勝利となった。続くリステッドのベテルギウスステークスでも後方から差し込んできたテーオーケインズの追撃をアタマ差振り切って、オープン2勝目を挙げた。

5歳(2021年)

5歳初戦、重賞初出走となった東海ステークスは好位から先頭に立つとそのまま後続を突き放し、2着のアナザートゥルースに1馬身4分の3差つけて重賞制覇、父スマートファルコンにとってもJRA重賞初制覇となった。フェブラリーステークス13着を挟んで出走の平安ステークスでは直線で先行したアメリカンシードを差し切り、1分54秒7の中京競馬場ダート1900メートルのコースレコードを更新して重賞2勝目を挙げた。6月の帝王賞はテーオーケインズの7着に終わった。夏は休養に充て4か月後のみやこステークスで復帰、好位につけたが前が不利な展開となり12着と惨敗に終わった。続くチャンピオンズカップは中団から伸び6着に入った。

6歳(2022年)

6歳となった2022年初戦は連覇を目指して東海ステークスに出走。好位追走から最後の直線で一時先頭に立ったが外を回した勝ち馬のスワーヴアラミスに半馬身交わされ2着となった。

その後、3か月の間隔を置いて4月17日のアンタレスステークスに鮫島克駿とのコンビで出走するも、オメガパフュームの8着に敗れた。

5月21日、連覇のかかるGIII平安ステークスに出走。前年のJRA賞最優秀ダートホースに選ばれたテーオーケインズに次ぐ2番人気に推された。レースでは、終始中団の内めを追走。そのままの位置取りから直線でも最内から脚を伸ばしたものの、前を行く馬を捉えきれず後続馬にも交わされて6着に終わった。鞍上の福永祐一は「ずっとキックバックの砂を嫌がっていました。勝ち馬についていきたかったけど、一瞬の脚が違いすぎました」と語った。続く6月29日の帝王賞では好スタートからハナを奪い逃げるも直線で力尽き9着と殿負けに終わった。

秋に入り、10月1日のシリウスステークスでは好位追走から脚を伸ばし3着と好走。この後、11月3日のJBCクラシックは6着、12月4日のチャンピオンズカップは9着と精彩を欠いた。

7歳(2023年)

7歳初戦として、1月22日の東海ステークスに出走。道中3・4番手追走も直線で伸びを欠いて9着に終わる。

2月19日に東京競馬場で行われたフェブラリーステークス(GI)に出走。鞍上の福永祐一は、このレースが騎乗する最後のGI競走であった。レースでは10番人気に推され、12着に敗れた。

その後、2月24日をもってJRAとしての競走馬登録を抹消し、浦和競馬に移籍することになった。

移籍後は、川崎マイラーズで4着に入着するなど堅実な走りを見せていた。しかし勝利を挙げることはできず、埼玉新聞栄冠賞の11着を最後に同年10月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消された。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチおよびnetkeiba.comに基づく。

  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す

血統表

  • 半兄にバズーカ(東海ダービー、MRO金賞、園田金盃など)

脚注

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ

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【平安S】オーヴェルニュがコースレコードで6馬身差圧勝 スポーツ報知

オーヴェルニュ (Auvergne) 競走馬データ netkeiba

オーヴェルニュ (Auvergne) 競走馬データ netkeiba