極夜(きょくや、英語: polar night)とは、日中でも薄明か、太陽が沈んだ状態が続く現象のことをいい、厳密には太陽の光が当たる限界緯度である66.6度を超える南極圏や北極圏で起こる現象のことをいう。対義語は白夜である。

概要

地球の自転軸は、公転軌道面からの垂線に対して約23.4度傾いており、この傾きが季節によって一日中太陽の昇らない極夜を極圏に作り出している。

毎年、北極圏では12月下旬の冬至前後、南極圏では6月下旬の夏至前後となる。極夜が起こる期間の長さは緯度により異なり、高緯度になるにつれてその期間は長くなる。地域によっては約2か月の間この現象に見舞われる。

また、極夜の時期はオーロラが最も綺麗に長く見ることのできる時期とされ、他にも極成層圏雲を観測することができる。

昭和基地

関連項目

  • 白夜
  • 角幡唯介 — 極夜の時期のグリーンランドを犬ぞりで冒険した『極夜行』を著している。同名の映像ドキュメンタリーもあり。

外部リンク

  • 「白夜・極夜が起きる理由を書かれた、子ども向けの分かりやすい本を探している。」(神奈川県立川崎図書館) - レファレンス協同データベース

【フィンランドで知ったこと】月明かりを歩く トナカイの木

試される大陸、南極 極夜最終日

極夜

極夜 YouTube Music

【書評】極夜行 生きる為のレシピなんてない、ないさ。