第46回ベルリン国際映画祭は1996年2月15日から26日まで開催された。

概要

コンペティション部門には24本の長編と10本の短編が出品され、アン・リーがジェーン・オースティンの『分別と多感』を映画化した『いつか晴れた日に』が金熊賞を受賞。また、ジャック・レモンとエリア・カザンに名誉賞が贈られた。

受賞

  • 金熊賞:『いつか晴れた日に』(アン・リー)
  • 銀熊賞
    • 審査員特別賞:『あこがれ美しく燃え』 (ボー・ヴィーデルベリ)
    • 監督賞:イム・ホー (『太陽に暴かれて』)、リチャード・ロンクレイン (『リチャード三世』)
    • 男優賞:ショーン・ペン (『デッドマン・ウォーキング』)
    • 女優賞:アヌーク・グランベール (『私の男』)
    • 芸術貢献賞:アンジェイ・ワイダ (『聖週間』)
    • 貢献賞:東陽一 (『絵の中のぼくの村』)

上映作品

コンペティション部門

長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。

コンペティション外

  • ニクソン – オリヴァー・ストーン (アメリカ)
  • フロム・ダスク・ティル・ドーン – ロバート・ロドリゲス (アメリカ)
  • ホーム・フォー・ザ・ホリデイ – ジョディ・フォスター (アメリカ)
  • Mutters Courage – ミヒャエル・フェアヘーフェン (ドイツ・イギリス)

日本映画

コンペティション部門で上映された東陽一の『絵の中のぼくの村』が銀熊賞の貢献賞(Silver Bear for an outstanding single achievement)を受賞した。

また、パノラマ部門では長崎俊一の『ロマンス』が、フォーラム部門で荒戸源次郎の『ファザーファッカー』、大木裕之の『Heaven-6-Box』、押井守の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』がそれぞれ上映された。

審査員

  • ニキータ・ミハルコフ (ロシア/監督)
  • アン・ホイ (香港/監督)
  • クリスティアン・ツェーンダー (スイス/監督・プロデューサー)
  • ペーター・リリエンタール (ドイツ/監督)
  • ジョアン・チェン (アメリカ/監督・女優)
  • ギラ・アルマゴール (イスラエル/女優)
  • ユルゲン・プロホノフ (ドイツ/俳優)
  • ヴィンセンツォ・セラミ (イタリア/脚本家)
  • クロード・リッシュ (フランス/俳優)
  • フェイ・ウェルドン (イギリス/脚本家)
  • キャサリン・ワイラー (アメリカ/プロデューサー)

外部リンク

  • 公式サイト (ドイツ語・英語)

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